トップ > 簡単な編集をしてみよう >
不要部分をカットする

  

不要部分のカット

前の記事では、各ウィンドウの概要を説明しました。 ここからは実際の編集作業に移っていきましょう。

最初に行うのは不要部分のカットです。 読み込んだ動画ファイルの4秒目から10秒間だけ残して他の部分は削除します。

先頭の4秒間を分割する

まずは、映像トラックと音声トラックの先頭の4秒間を分割しましょう。 作業は、拡張編集ウィンドウ上で行います。

1. 映像トラックが選択されていること
1. 映像トラックが選択されていること

上図のように拡張編集ウィンドウで映像トラック(青色の帯)が選択されていることを確認します。 点線で囲まれていれば、選択されている状態です

  
選択されていなければ映像トラックをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックして選択しましょう。

映像トラックが選択されていることを確認したら、次にカーソルを4秒目の位置に移動します。 "4秒" はAviUtlでは "00:00:04.00" と表現されます。

  
次の手順でフレーム位置を微調整しますので、ここで正確に移動する必要はありません。 おおよその位置に移動できれば十分です。
2. 4秒目の位置をクリックする
2. 4秒目の位置をクリックする

上図のようにルーラの4秒目の位置をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。 "00:00:04.00" の左端の位置です。

ルーラをクリックしてもいいですし、レイヤの枠内のクリックでもいいです。 ただし、映像トラックや音声トラックなどのオブジェクトの上でクリックするとオブジェクトの選択操作になってしまいます。

  
オブジェクトとは、映像や音声・画像やテキストなど動画の素材になる物のことです。 映像トラックや音声トラックがオブジェクトの代表です。
3. カーソルが移動する
3. カーソルが移動する

上図のように現フレームを表すカーソルが移動します。 約4秒目の位置に移動していることがわかります。

さらに見ておきたいところがあります。 拡張編集ウィンドウのタイトルバーに注目してください

4. 現フレームの時間と現フレームのフレーム番号が変化する
4. 現フレームの時間と現フレームのフレーム番号が変化する

上図のように現フレームの時間と現フレームのフレーム番号が変化しています。 現在の位置は 3.92秒で99フレーム目であることがわかります。

さらに、メインウィンドウにも注目してください。

5. トラックバーのツマミが約4秒目の位置へ移動する
5. トラックバーのツマミが約4秒目の位置へ移動する

上図のようにトラックバーのツマミが約4秒目の位置へ移動しています。 正確には3.92秒目の位置ですね。

このように、メインウィンドウのトラックバーと拡張編集ウィンドウのカーソルは連動します。 どちらか片方を操作すれば、もう片方も連動して移動します

まだ説明しておきたいことがあります。 設定ウィンドウを見てください。

6. 設定ウィンドウのバーの縦線も連動する
6. 設定ウィンドウのバーの縦線も連動する

上図のように設定ウィンドウのバーの縦線も現フレームの位置に移動しています。 設定ウィンドウの縦線も、メインウィンドウのトラックバーと拡張編集ウィンドウのカーソルと連動します


では、本来の作業に戻りましょう。 フレーム位置を微調整して、正確に4秒目の位置へ移動させます。 カーソルキーの右()を押してください。

7. 1フレーム進む
7. 1フレーム進む

上図のように1フレーム進みます。 カーソルが右へわずかに移動し、タイトルバーのフレーム数も1増加しています。

  
カーソルキーの左()を押すと1フレーム戻ります。

フレーム単位での移動はメインウィンドウのボタンでも行えます。

操作/コマンド 説明
[1フレーム戻る]ボタン 1フレーム戻る
[1フレーム進む]ボタン 1フレーム進む

では、カーソルキーの左右()を押して正確に4秒目のフレームへ移動してください。

8. 4秒目のフレームへ移動する
8. 4秒目のフレームへ移動する

上図のようにカーソルをピッタリ4秒目(00:00:04.00)の位置へ移動させます。 これで、先頭の4秒間を分割する準備はできました。

しかし、その前に説明しておきたいことがあります。 設定ウィンドウに注目してください

9. 設定ウィンドウの表示内容
9. 設定ウィンドウの表示内容

上図のように(1)には読み込んだ猫の動画のファイル名 "simpleedit-in.mp4" が表示されています。 そして、(2)の再生位置には 1 が設定されています。 再生位置というのは、再生を開始するフレーム番号を表しています。

つまりこの映像トラックは、"猫の動画の1フレーム目から再生を開始する"という設定がされています。 それを確認した上で本来の作業に戻りましょう。


では、本来の作業へ戻ります。 先頭の4秒間を分割するという作業です。

10. 4秒目のフレームでキーボードのSを押す
10. 4秒目のフレームでキーボードのSを押す

上図のように(1)で現フレームが4秒目であることを確認し、(2)のようにキーボードのSを押します

  
"Split" から連想して覚えましょう。
  
オブジェクトのマウスの右クリックで表示されるメニューからも分割することができます。 ただし、その場合はクリックした位置で分割されてしまい、カーソル位置での分割にはなりません。

拡張編集ウィンドウの右クリックメニューから "環境設定" を開き、"中間点追加・分割を常に現在フレームで行う" をチェックすればカーソル位置での分割にすることはできます。
11. 映像トラックがカーソル位置で2つに分割される
11. 映像トラックがカーソル位置で2つに分割される

上図のように映像トラックがカーソル位置で2つに分割されます。 右側の映像トラックが点線で囲まれていることから、選択されているのは右側であることがわかります

ではここで、右側の映像トラックが選択された状態のままで設定ウィンドウに注目してください。

12. 設定ウィンドウの表示内容
12. 設定ウィンドウの表示内容

上図のように先頭フレームのフレーム番号と再生位置が 101 に変化しています。 つまり、"猫の動画の101フレーム目から再生を開始する"という設定に変わったということです。 これが、分割によって行われた編集の正体です。


では次に、音声トラックも同じフレーム位置で分割します(先頭の4秒間を分割します)。

  
音声トラックは今は無音ですが、最終的にダウンロードしたBGMで置き換えます。

ただし、このまま音声トラックを分割するのでは操作があまりにも簡単です。 一旦、別のフレーム位置へ移動してから実施してみましょう。

13. 離れた位置をクリックする
13. 離れた位置をクリックする

上図のように離れた位置をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

14. 別のフレーム位置へ移動する
14. 別のフレーム位置へ移動する

上図のように別のフレーム位置へ移動します。 8秒目あたりに移動したでしょうか。 なお、選択されているのは右側の映像トラックのままです

では、4秒目のフレーム位置へ戻りましょう。 ただし、今まで解説した操作ではなく新たな操作で戻りましょう

15. 設定ウィンドウの[先頭フレーム]ボタンを押す
15. 設定ウィンドウの[先頭フレーム]ボタンを押す

上図のように設定ウィンドウの[先頭フレーム]ボタン([先頭フレーム]ボタン)を押します。

16. 4秒目のフレームへ移動する
16. 4秒目のフレームへ移動する

上図のようにカーソルがピッタリ4秒目の位置へ移動します。 右側の映像トラックが選択された状態で、設定ウィンドウの[先頭フレーム]ボタン([先頭フレーム]ボタン)を押したためです。

つまり、『4秒目の位置に移動した』というよりも『選択中の映像トラックの先頭フレームの位置に移動したら4秒目だった』ということです。

では次に音声トラックを選択しましょう。

17. 音声トラックをクリックする
17. 音声トラックをクリックする

上図のように音声トラックをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

18. 音声トラックが選択される
18. 音声トラックが選択される

上図のように音声トラックが選択されます。 音声トラックが点線で囲まれていることで確認できます。

注目すべきはカーソル位置は4秒目のままだということです。 このように拡張編集ウィンドウのオブジェクトをクリックした場合は、そのオブジェクトが選択されるだけでカーソルは移動しません。

では、音声トラックも分割します。 キーボードのSを押しましょう

19. 音声トラックもカーソル位置で2つに分割される
19. 音声トラックもカーソル位置で2つに分割される

上図のように音声トラックもカーソル位置で2つに分割されます。

これで、映像トラックも音声トラックも先頭の4秒間を分割することができました。

次の記事へ

では、長くなったので、ここで一区切りします。 続きは次の記事を参照ください

  
  

まとめ

拡張編集ウィンドウでは、オブジェクトはクリックで選択します。 選択されたオブジェクトは点線で囲まれます。

拡張編集ウィンドウの上部のルーラをクリックすることで、そのフレーム位置へ移動することができます。 なお、メインウィンドウのトラックバーや設定ウィンドウのバーでも同様にフレーム位置を移動させることができます。

また、カーソルキー()やメインウィンドウのボタンでもフレーム位置を移動することができます。

操作/コマンド 説明
カーソルキーの左右()
※どのウィンドウ上でもよい
1フレーム戻る / 進む
[1フレーム戻る]ボタン 1フレーム戻る
[1フレーム進む]ボタン 1フレーム進む
Homeキー
※どのウィンドウ上でもよい
先頭フレームへ移動する
Endキー
※どのウィンドウ上でもよい
最終フレームへ移動する
[先頭フレーム]ボタン 先頭フレームへ移動する
※選択中のオブジェクト内
[最終フレーム]ボタン 最終フレームへ移動する
※選択中のオブジェクト内

キーボードのSを押すことで、選択中のオブジェクトを分割することができます。 分割はカーソル位置で行われます。

操作/コマンド 説明
S 選択中のオブジェクトをカーソル位置で分割する
 
メニュー