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ひとまず再生してみる

今どうなっているか再生して見てみよう

これまで実施した作業によって、

  1. 不要部分のカット(4秒目から10秒間だけ残す)
  2. BGMを入れる

という、2つの編集が終わりました。 まだまだ先は長く、多くの作業が残っています。 この先やらなければならない編集が、

  1. 最初にタイトルを入れる
  2. 途中にテロップを入れる
  3. 透かしロゴを入れる
  4. 先頭の1秒間をフェードインさせる(※1)
  5. 最後の1秒間をフェードアウトさせる(※2)
  6. 最後の2秒間を徐々にぼかす

の6つです。 ゴールは遙か先ですが、ひとまずここで再生してみましょう。 現状、どういう動画になっているのかを見てみましょう。

再生の前に最終フレームを調整

再生する前にやらなければならないことがあります。 それは、最終フレームの調整です。 これまでの作業によって、映像トラックも音声トラックも10秒に切り詰められました。 しかし、このプロジェクトは10秒では終了していないのです

このプロジェクトでは、最初に猫の動画を読み込みました。 読み込んだ猫の動画が32.64秒の動画だったため、プロジェクトの終わりも32.64秒になっているのです

実際に画面で確認してみましょう。 拡張編集ウィンドウのタイトルバーに注目してください。

1. 最終フレームが816フレーム目になっている
1. 最終フレームが816フレーム目になっている

上図のように最終フレームが816フレーム目になっていることがわかります。 つまり、このプロジェクトの長さは816フレームだということです

メインウィンドウのタイトルバーを見れば分かる通り、このプロジェクトは秒間25フレーム(25fps)の動画です。 ということは1フレームが0.04秒ですから、このプロジェクトの長さは、816 x 0.04で32.64秒です。 読み込んだ猫の動画の長さと同じです

次に、設定ウィンドウを見てみましょう。

2. オブジェクトの最終フレームは250フレーム目になっている
2. オブジェクトの最終フレームは250フレーム目になっている

上図のように選択中のオブジェクト(今回は音声トラック)の最終フレームは250フレーム目になっています。 つまり、このオブジェクトの長さは250 x 0.04で10.00秒です。 10秒に切り詰めましたから当然ですね。

このように、オブジェクトの長さは10秒しかありませんが、プロジェクトの長さは32.64秒に設定されています。 このままだと22.64秒もの無駄な映像が存在することになります。 最後の22.64秒は真っ黒で無音になってしまうのです、考えるだけで恐ろしいです。

そんな無駄は取り除きましょう。 プロジェクトの時間もオブジェクトと同じく10秒に切り詰めます。 250フレーム目をプロジェクトの最終フレームにしましょう。

3. 範囲設定 -> 最後のオブジェクト位置を最終フレームを実行
3. 範囲設定 -> 最後のオブジェクト位置を最終フレームを実行

上図のように拡張編集ウィンドウの何もない場所を(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるメニューの(2)の"範囲設定" -> "最後のオブジェクト位置を最終フレーム"を実行します。

  
クリックするのは何もない場所です。 オブジェクトの上ではありません。
4. プロジェクトの最終フレームが最後のオブジェクトの最終フレームに揃う
4. プロジェクトの最終フレームが最後のオブジェクトの最終フレームに揃う

上図のようにタイムライン上に(1)の灰色の縦線が出現しました。 この灰色の縦線が、プロジェクトの最終フレームを表しています。 そして困ったことに、(2)の最終フレーム番号は変化していません。 しかし、これは表示上の不具合(?)だと思います。

  
正確には、灰色の縦線は最初から存在していました。 画面外で見えなかったものが見える位置に移動してきただけです。

ではここで、カーソルキーの左(←)を押してみてください(フレームを移動する操作なら何でも良い)。

5. 最終フレーム番号が正しく表示される
5. 最終フレーム番号が正しく表示される

上図のように最終フレーム番号が正しく表示されます。 プロジェクトの最終フレームは250フレーム目、つまりプロジェクトの長さが10秒になりました

再生してみよう

プロジェクトの長さを10秒に切り詰めました。 もう、いつでも再生できる状態です。 まずは、HOMEキーを押して先頭フレームに移動します(どのウィンドウ上でもよい)。

1. 先頭フレームに移動する
1. 先頭フレームに移動する

上図のように先頭フレームに移動します。 このように、HOMEキーを押すことでどのウィンドウからでも先頭フレームに移動することができます

  
ENDキーを押すことで最終フレームに移動することができます。

では、再生してみましょう。 メインウィンドウの[再生]ボタン([再生]ボタン)を押してください。 なお、スペースキーを押すことでも動画の再生/停止が行えます(どのウィンドウ上でもよい)。

2. メインウィンドウ上で動画が再生される
2. メインウィンドウ上で動画が再生される

上図のようにメインウィンドウ上で動画が再生されます。 最終フレームまで進むと再生は終了し、再生前のフレーム位置へ戻ります。 なお、再生中はオーディオ波形が消え、別の項目や情報が表示されます。 再生中に表示される項目・情報の意味は以下の通りです。

(1)のバーは、YouTubeなどでもおなじみの進捗状況バーです。 再生の進み具合が表示されます。 参照するだけの情報であり、クリックしても再生位置は変わりません

(2)は再生中の音量です。 クリックやドラッグで音量を調整することができます。 あくまでも再生中の音量であり、出力する動画(つまり完成品)の音量には影響しません。 出力する動画の音量は、設定ウィンドウの『音量』で決まります。

(3)は現フレーム / 最終フレームのフレーム番号です。 今回の例では、250フレーム中の122フレーム目が再生されているということです。

(4)は現フレーム / 最終フレームの時間です。 今回の例では、10秒中の4秒目が再生されているということです。

  
キーボードのESCキーを押すことで、途中で再生を終了することができます。
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まとめ

プロジェクトの長さ(フレーム数)は、読み込んだ動画の長さと同じになります。 映像トラックや音声トラックを切り詰めてもプロジェクトのフレーム数は自動的には短くはなりません。 手動で最終フレームを設定する必要があります。

操作/コマンド 機能
(拡張編集ウィンドウの何もない場所で)
マウスの右ボタン(マウスの右ボタン)
-> "範囲設定"
-> "最後のオブジェクト位置を最終フレーム"
プロジェクトの長さを最終オブジェクトの終了点に揃える

プロジェクトは、いつでも再生することができます。 キーボードのスペースキーを押すことで、どのウィンドウからでも再生することができます。 もう一度スペースキーを押すか、最終フレームに達すると再生を終了します。

操作/コマンド 機能
HOMEキー
※どのウィンドウ上でもよい
先頭フレームへ移動する
ENDキー
※どのウィンドウ上でもよい
最終フレームへ移動する
スペースキー
※どのウィンドウ上でもよい
動画を再生 / 停止する
ESCキー
※どのウィンドウ上でもよい
動画の再生を中止する
[再生]ボタン 動画を再生 / 一時停止する
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