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不要部分をカットする(その3)

  

不要部分のカット(続き)

前の記事の『不要部分をカットする(その2)』からの続きです。 引き続き、不要部分のカットを行います。

前の記事では、先頭の4秒間の映像トラックおよび音声トラックを削除しました。 この記事では、残された映像トラックと音声トラックの長さを10秒に切り詰めます

映像トラックと音声トラックは別々に長さを調整します。 最初に映像トラックの長さを調整し、次に音声トラックの長さを調整します。

映像トラックの長さを10秒にする

まずは、映像トラックの長さから変更しましょう。 オブジェクトの長さを10秒にする方法はいくつかあります。 すでに説明したキーボードのSによる分割もその1つです。 分割の機能を使って切り詰めるなら、

  1. カーソルを10秒の位置に移動する
  2. キーボードのSで分割する
  3. 後半部分を削除する

という操作になります。

しかし、分割の機能で済ませてしまうと新たな操作方法は学べません。 今回は分割の機能は使わずに、映像トラックの長さを10秒にしてみましょう。

1. 長さの変更を実行
1. 長さの変更を実行

上図のように映像トラックを(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるメニューの(2)の"長さの変更"を実行します。

2. 長さの変更(全体)ウィンドウ
2. 長さの変更(全体)ウィンドウ

上図のように『長さの変更(全体)』ウィンドウが表示されます。 "秒数指定" には現在の長さが秒数で表示されています。 同じように "フレーム数指定" には現在の長さがフレーム数で表示されています。

これらの数値を変更することで、このオブジェクトの長さを調整することができます

  
秒数で指定することも、フレーム数で指定することもできます。

では、長さを10秒に変更しましょう。

3. 秒数指定を 10 にして[OK]ボタンを押す
3. 秒数指定を 10 にして[OK]ボタンを押す

上図のように秒数指定を 10 に変更して[OK]ボタンを押します。

4. 映像トラックが短くなる
4. 映像トラックが短くなる

上図のように映像トラックが短くなります。 このように、オブジェクトの再生時間はタイムライン上での長さと比例します

再生時間の長いオブジェクトはタイムライン上でも長く、再生時間の短いオブジェクトはタイムライン上でも短く描かれます。

音声トラックの長さも10秒にする

映像トラックを10秒に切り詰めることができました。 音声トラックも同じように10秒に切り詰めましょう。 ただし、同じ操作は行いません。 別の方法で10秒にしてみましょう

音声トラックを切り詰める前に、拡張編集ウィンドウの表示倍率を調整します。 現在の表示倍率では操作しにくいので、表示倍率を下げます

では、表示倍率を下げましょう。 キーボードの¥(円マーク)を押します(どのウィンドウ上でもよい)。

1. 拡張編集ウィンドウの表示倍率が下がる
1. 拡張編集ウィンドウの表示倍率が下がる

上図のように拡張編集ウィンドウの表示倍率が下がります。 (1)の映像トラックと音声トラックの表示が短くなり、(2)の表示倍率ゲージも変化しています。

  
キーボードの^(キャレット)を押すことで逆に表示倍率を上げることができます。
  
マウス操作で表示倍率を変更することもできます。 キーボードのCTRLキーを押しながらマウスのホイール(マウスのホイール)の上回転・下回転で拡大表示・縮小表示されます。

もう1段階、表示倍率を下げてみましょう。 再度、キーボードの¥(円マーク)を押します。

2. 拡張編集ウィンドウの表示倍率がさらに下がる
2. 拡張編集ウィンドウの表示倍率がさらに下がる

上図のように拡張編集ウィンドウの表示倍率がさらに下がります。 このように、キーボードの¥(円マーク)を押すたびに1段階表示倍率が下がります

うーん困りました、表示倍率を下げすぎました。 これでは細かい作業ができませんので、逆に表示倍率を上げましょう。 表示倍率ゲージを使い、一気に表示倍率を上げてみましょう。

3. 表示倍率ゲージの右から1/3あたりをクリック
3. 表示倍率ゲージの右から1/3あたりをクリック

上図のように表示倍率ゲージの右から1/3あたりをマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でクリックします。

  
右から1/3の位置からやや左をクリックする方がいいかもしれません。
4. 拡張編集ウィンドウの表示倍率が一気に上がる
4. 拡張編集ウィンドウの表示倍率が一気に上がる

上図のように拡張編集ウィンドウの表示倍率が一気に上がります。 これで、細かい作業がやりやすくなりました

  
映像トラック・音声トラックともに、全体が表示されるように表示倍率を調整してください。

作業しやすくなったところで、本来の作業である『音声トラックを10秒に切り詰める』作業に戻りましょう。

切り詰める方法は単純です。 拡張編集ウィンドウ上で音声トラックの終了点(右端)をドラッグで移動し、映像トラックの終了点に合わせるだけです。 つまり、映像トラックと同じ長さにする、ということです。

拡張編集ウィンドウでは、オブジェクトの操作(移動 / 長さ調整など)はスナップされます。 スナップとは他のオブジェクトに吸い寄せる(吸着させる)機能のことです。 そのため、他のオブジェクトと同じ長さにする、なんてことは朝飯前です。

5. 音声トラックの終了点を映像トラックの終了点に合わせる
5. 音声トラックの終了点を映像トラックの終了点に合わせる

上図のように音声トラックの終了点をマウスの左ボタン(マウスの左ボタン)でドラッグします。 ドラッグ先は映像トラックの終了点の真下です。 赤色の矢印はドラッグの動きを表しています。

6. 音声トラックの終了点が映像トラックの終了点と揃う
6. 音声トラックの終了点が映像トラックの終了点と揃う

上図のように音声トラックの終了点が映像トラックの終了点に揃います。 スナップの機能のおかげで、このように簡単に長さを合わせることができます。

ではここで、本当に終了点が10秒目の位置になっているのかを確認してみましょう。

7. 長さの変更を実行
7. 長さの変更を実行

上図のように音声トラックを(1)のようにマウスの右ボタン(マウスの右ボタン)でクリックし、表示されるメニューの(2)の"長さの変更"を実行します。

8. 10秒になっている
8. 10秒になっている

上図のように10秒になっていることが確認できました。 確認したら、[キャンセル]ボタンを押して『長さの変更(全体)』ウィンドウは閉じておきましょう


不要部分をカットする作業はこれで終わりです。 4秒目から10秒間だけ残すことができました。 次の記事では、今は無音の音声トラックを、ダウンロードしたBGMで入れ替えます。

  
  

まとめ

オブジェクトを右クリックして表示されるメニューから "長さの変更" を実行することで、オブジェクトの長さ(再生時間)を変更することができます。 長さは秒数またはフレーム数で指定します。

操作/コマンド 機能
(オブジェクトの上で)
マウスの右ボタン(マウスの右ボタン)
-> "長さの変更"
長さを変更する
※『長さの変更(全体)』ウィンドウが表示される

オブジェクトの開始点(左端)・終了点(右端)をドラッグすることでも長さを変更することができます。 オブジェクトの操作(移動 / 長さ調整など)は、スナップされるので他のオブジェクトと揃える場合はこの方法も便利です。

拡張編集ウィンドウの表示倍率は簡単に調整することができます。 プロジェクト全体を見渡したいなら表示倍率を下げ、細かい作業をするなら表示倍率を上げましょう。

操作/コマンド 説明
^(キャレット) 表示倍率を1段階上げる
¥(円マーク) 表示倍率を1段階下げる
CTRL+マウスのホイール(マウスのホイール)の上回転 表示倍率を上げる
CTRL+マウスのホイール(マウスのホイール)の下回転 表示倍率を下げる
表示倍率ゲージ
表示倍率ゲージ
クリック / ドラッグで表示倍率を調整する
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