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プラグインとスクリプト

  

プラグインで機能を拡張・スクリプトで機能を制御

AviUtlの魅力の1つが拡張性の高さです。 すでに説明したように、AviUtl本体だけではテキストを入れることさえできません。 また、AVI形式以外のファイルを読み書きすることもできません。

しかし、拡張編集プラグインを導入することで、高度な編集が行えるようになります。 また、L-SMASH Worksプラグインやx264guiExプラグインを導入することで、AVI形式以外の動画の読み書きが行えるようになります。

プラグイン 機能
拡張編集 AviUtlの製作者が公開している拡張機能のプラグイン
※これがなくてはテキストを入れることさえできない
L-SMASH Works AVI形式以外の動画を読み込めるようにする
x264guiEx H.264形式で動画を出力できるようにする

このように、AviUtlの機能を拡張するための追加ソフトウェアのことをプラグインと言います。 ソフトウェアによっては、アドオンまたはアドインとも呼ばれますが、AviUtlではプラグインと呼びます。

  
プラグインとアドオン・アドインはほとんど同じ意味を持つ言葉です。

スクリプトで機能を制御できる

AviUtlを便利にしてくれるのはプラグインだけではありません。 スクリプトと呼ばれる仕組みもあります

スクリプトとは、AviUtlの各機能を利用者が制御するための仕組みです。 命令文を打ち込むことで、機能を制御することができます。 プラグインのように新たな機能は追加されませんが、すでにある機能を簡単に制御することができます。

スクリプトでできることは、スクリプトを使わなくても実現することができます。 スクリプトは機能を追加するものではないからです。 ただし、スクリプトを使うことで手間を省くことができます。

例えば、テキストを揺らしながら消したい場合は、

  1. テキストを作成する
  2. テキストに振動の設定を追加する
  3. 振動の向きを調整する
  4. 振動の量を調整する
  5. テキストに透過の設定を追加する
  6. 透過の強さを調整する

という作業が必要になります。 しかし、事前に以下の機能を持つスクリプト("My振動消えスクリプト")、

  1. テキストに振動の設定を追加する
  2. 振動の向きを調整する
  3. 振動の量を調整する
  4. テキストに透過の設定を追加する
  5. 透過の強さを調整する

を作成しておけば、テキストを追加する際には、

  1. テキストを作成する
  2. テキストに"My振動消えスクリプト"を適用する

という作業だけで済みます。

スクリプトはたくさん公開されている

スクリプトは自分で作成することはもちろん、他の人が作成・公開しているスクリプトを導入することもできます

スクリプトはたくさん公開されています。 それらのスクリプトを活用することで、表現の幅が広がります。 また動画を制作する時間を短縮することもできます。

  
  

まとめ

AviUtlの魅力の1つが拡張性の高さです。 プラグインを導入することで、AviUtlの機能を拡張することができます。

また、スクリプトを作成することで動画制作の手間を軽減することができます。 スクリプトは自分で作成することはもちろん、他の人が公開しているスクリプトを導入することもできます。

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